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乙女ゲームのことやら色々よろずに日々思いついたことなどをつらつら書いております。ノーマルも勿論好きですが、腐ってるのも好きなので、苦手な人は注意。
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2024/09/25 (Wed)                  [PR]
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2007/05/25 (Fri)                  十六夜の月の日に 第5話
「泰衡殿・・・お話があります」
「・・・弁慶か」

 珍しいこともあるものだと、泰衡は思う。弁慶が1人でこちらに赴くことは殆どない。普段なら九郎を連れてくるはずだ。
 しかし、いないということは九郎に関係する話なのだろう。泰衡は自然と眉間に皺をよせた。

「鎌倉に勝つ勝算はありますか?」
「・・・ないわけではない」
「しかし、難しいのでしょう?だからどうかお願いがあるんです」

 弁慶はいつになく真剣な顔で言う。

「僕が鎌倉の武士達を牽きつけます。その間に九郎を北へ逃がして下さい」
「・・・そのようなこと、九郎が許すと思うか?絶対にお前を見捨てていくことは出来まい」
「偽りの情報を与えれば大丈夫でしょう。九郎は僕のことを信じている・・・きっとうまくいくはずです」
「万が一うまくいったとしても、九郎が戻ってくるのではないか?お前のことを心配して・・・」
「その時は泰衡殿、九郎に説得して下さい。どうか北へ逃げろと」
「素直に聞くようには思えんがな・・・」
「・・・もし、平家方と連絡がついたなら・・・その時は還内府に事情を説明して下さい。きっと助けになってくれます」
「敵だった奴を頼るのか?馬鹿馬鹿しい」
「敵でもありますが・・・九郎のことを大切に想っている節があります。無碍には出来ないでしょう」
「妙に信頼しているのだな」
「同じ八葉でしたからね」

 白龍の神子がどういうものだったか泰衡は知らない。しかし、弁慶が神子に関することを言う時は必ず表情が優しくなる。それほど弁慶にとって神子は大事だったということか・・・。

「九郎を頼みましたよ、泰衡殿」
「・・・勝手なことを」

 弁慶は、九郎に関することで泰衡が動いてくれることを知っている。だから頼むのだ。
 罪人の身と割り切って、九郎を守ると決めた弁慶の意志は固い。

 泰衡には断るという選択肢はなかった。
 九郎を守るという気持ちは弁慶と変わらないからだ。




<あとがき>
会話ばっかりだな、おい!!
しっかし・・・次はどうしようかな・・・順序に困ってる私・・・内容は決まってますが、順序はどっちのほうがいいかなぁ・・・なんて。うーん・・・。まぁ、泰衡さんをたくさん登場させちゃいましょう!!泰衡さん好きだし!! 九郎出番ねえ!!

<日記>
またなんか忙しい私・・・。祭があるせいと、文化祭準備のせいです。課題が終わるかどうか・・・(汗)
きっと近い将来、私は課題に溺れるだろう・・・(泣)
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