乙女ゲームのことやら色々よろずに日々思いついたことなどをつらつら書いております。ノーマルも勿論好きですが、腐ってるのも好きなので、苦手な人は注意。
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「弁慶さん、これとかどうですか?旅行鞄。結構入ると思いますよ」
「そうですね・・・ではこれにしましょう」
「楽しみですね、旅行」
「確か京都へ行くんですよね?」
「はい。あの世界で言う、京に行くんです」
「・・・まあ、僕としては、望美さんと2人きりの方が良かったかな」
「もう!弁慶さんったら!いいじゃないですか、九郎さんとも一緒なんですから」
「そうですね・・・きっと九郎も楽しみにしているでしょうし、何より将臣くんが・・・」
「将臣くんがどうかしましたか?」
「いいえ。何でもありませんよ。さて、そろそろ行きましょうか。きっと待たせてしまっているだろうから」
「そうですね」
望美と弁慶は手を繋いで歩き出す。幸せそうに微笑み合って。
「遅いな、2人とも・・・」
「望美の買い物が長引いてるんだろ。女の買い物は長いからな」
「そういうものなのか・・・」
九郎はうーんと唸っている。なかなか乙女心を理解出来ないでいるらしい。
それでいいと将臣は思う。九郎は自分だけのものだと思っているからだ。
「でも・・・ここは本当に穏やかなところだな・・・」
「平和・・・だろ?」
「・・・ああ。人が傷付けあう必要がないからな・・・」
今はもう戻れないあの世界を思う。
誰にも別れは告げられなかったが、それでいいのだとも思う。会ったらきっと寂しくなる。だから良かったのだ、これで。
「なぁ・・・九郎」
「なんだ?」
「今、幸せか?」
「何を突然・・・」
「いいから答えろよ」
確かに自分の思い描いた未来とは違うもので、悔やんでいることはたくさんある。それでも迷うことなく言える。
「幸せだ」
将臣は満足したように微笑み、九郎の顔に顔を近づける。九郎も何のことだか分かったのか静かに目を閉じる。
2人の距離はだんだん近付いていくはずだった・・・が。
「将臣くーん!九郎さーん!お待たせー!!」
望美がある意味狙ってやっただろと言わんばかりのタイミングで戻ってきた。もしかしたら、元軍師の策略かもしれないが・・・。
「どうしたの?」
望美は自分が邪魔をしたことに気付かない。弁慶はおかしそうに笑っている。
「ったく・・・お前って奴は・・・」
将臣のこれからの敵は当面、鈍感幼馴染と腹黒元軍師だろう。
それでもいいと思えるくらい、幸せだと笑っていられる自信はあるが・・・。
やっと手に入れた、自分の対と一緒なら・・・。
「そうですね・・・ではこれにしましょう」
「楽しみですね、旅行」
「確か京都へ行くんですよね?」
「はい。あの世界で言う、京に行くんです」
「・・・まあ、僕としては、望美さんと2人きりの方が良かったかな」
「もう!弁慶さんったら!いいじゃないですか、九郎さんとも一緒なんですから」
「そうですね・・・きっと九郎も楽しみにしているでしょうし、何より将臣くんが・・・」
「将臣くんがどうかしましたか?」
「いいえ。何でもありませんよ。さて、そろそろ行きましょうか。きっと待たせてしまっているだろうから」
「そうですね」
望美と弁慶は手を繋いで歩き出す。幸せそうに微笑み合って。
「遅いな、2人とも・・・」
「望美の買い物が長引いてるんだろ。女の買い物は長いからな」
「そういうものなのか・・・」
九郎はうーんと唸っている。なかなか乙女心を理解出来ないでいるらしい。
それでいいと将臣は思う。九郎は自分だけのものだと思っているからだ。
「でも・・・ここは本当に穏やかなところだな・・・」
「平和・・・だろ?」
「・・・ああ。人が傷付けあう必要がないからな・・・」
今はもう戻れないあの世界を思う。
誰にも別れは告げられなかったが、それでいいのだとも思う。会ったらきっと寂しくなる。だから良かったのだ、これで。
「なぁ・・・九郎」
「なんだ?」
「今、幸せか?」
「何を突然・・・」
「いいから答えろよ」
確かに自分の思い描いた未来とは違うもので、悔やんでいることはたくさんある。それでも迷うことなく言える。
「幸せだ」
将臣は満足したように微笑み、九郎の顔に顔を近づける。九郎も何のことだか分かったのか静かに目を閉じる。
2人の距離はだんだん近付いていくはずだった・・・が。
「将臣くーん!九郎さーん!お待たせー!!」
望美がある意味狙ってやっただろと言わんばかりのタイミングで戻ってきた。もしかしたら、元軍師の策略かもしれないが・・・。
「どうしたの?」
望美は自分が邪魔をしたことに気付かない。弁慶はおかしそうに笑っている。
「ったく・・・お前って奴は・・・」
将臣のこれからの敵は当面、鈍感幼馴染と腹黒元軍師だろう。
それでもいいと思えるくらい、幸せだと笑っていられる自信はあるが・・・。
やっと手に入れた、自分の対と一緒なら・・・。
<あとがき>
これにて最終話です。書きたいシーンは書けたので、満足です。
タイトルの由来は将臣が望美の夢を見るのは満月。つまり、望美の言葉を聞いて動き出すのは十六夜の日になるんです。それだけのことなんです。
将九なんて普段からそんなに見ないんですけど、2人の設定はおいしいなとか思ってしまったことが、元凶です。最近ではめっきり天頼にはまってしまってる自分ですが・・・。
九将は私は想像つきません。全然浮かんできません。ある意味、書ける人は尊敬しますね。
とりあえず、ここまで読んで下さった方には大変感謝しています。ありがとうございました。
<日記>
とにかく、今ぐらぐらします。恐らく疲れているんだと思うんですけど・・・学校休みたいです(ひきこもり発言)
いや、行きますけどね、受験生ですし。
明日こそ、拍手を違うのに出来たらなと思っています。
体力があればですけど(汗)
これにて最終話です。書きたいシーンは書けたので、満足です。
タイトルの由来は将臣が望美の夢を見るのは満月。つまり、望美の言葉を聞いて動き出すのは十六夜の日になるんです。それだけのことなんです。
将九なんて普段からそんなに見ないんですけど、2人の設定はおいしいなとか思ってしまったことが、元凶です。最近ではめっきり天頼にはまってしまってる自分ですが・・・。
九将は私は想像つきません。全然浮かんできません。ある意味、書ける人は尊敬しますね。
とりあえず、ここまで読んで下さった方には大変感謝しています。ありがとうございました。
<日記>
とにかく、今ぐらぐらします。恐らく疲れているんだと思うんですけど・・・学校休みたいです(ひきこもり発言)
いや、行きますけどね、受験生ですし。
明日こそ、拍手を違うのに出来たらなと思っています。
体力があればですけど(汗)
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