乙女ゲームのことやら色々よろずに日々思いついたことなどをつらつら書いております。ノーマルも勿論好きですが、腐ってるのも好きなので、苦手な人は注意。
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毎週日曜日、シノブの家では招かれざる客が訪れるようになった。最初はシノブはいれないように努力していたものの、相手は必ずと言っていいほど侵入してくる。何だかどうでもよくなって、今度は相手にしないことにした。いつか飽きるだろうとシノブは考えていた。
「シノブさんw今日はお土産を持ってきたんですよ!!」
シノブはこれに反応することなく、黙々と本を読んでいた。
「じゃ、じゃ~ん!うちの料理部特製、タコ墨パイ!!」
「・・・は?」
イカ墨の間違いじゃないのか、とシノブは思った。しかしパイ生地に突き刺さっていたのは間違いなくタコの足だ。
「これは・・・食べ物じゃないだろ・・・」
「・・・そうですよね・・・でも食べて下さい。私も我慢して2個も食べたんですよ・・・」
ヒトミは遠い目をして言った。シノブは何がきっかけでそんなにこの奇天烈なパイを食べることになったのか少しだけ気になった。
「これはですね・・・料理部顧問の陰謀なんですよぅ・・・自分が押し付けられた分を全部私によこしやがったんです・・・ダイエット、手伝ってやっただろ?て半ば脅されて・・・」
どうやらヒトミにもどうにもならない人物がいるらしい。シノブはその人物に退け方を教えてもらいたいものだと思った。
「とりあえず、食べて下さい」
ドンと置いたそれは、食欲が完全に湧かない食べ物である。何故このような物を作ろうと思ったのかは謎だ。
「これを食べてくれるまで、私、帰りませんから」
にっこりと微笑むヒトミは鷹士にとっては天使のように見えるかもしれないが、シノブには間違いなく悪魔に見えた。明らかに脅している。
「・・・」
ヒトミが有言実行タイプだと既に知っているので、とりあえず一口食べてみることにした。食べられないなら、タコアレルギーだとか何とか言えばいい。
「・・・」
何とも言い難い味だった。美味しくはないし、不味くもない。中途半端な味だった。
「・・・形容し難い味ですよねぇ、これ・・・」
ヒトミは他人事のように呟く。自分では食べる気など一切ない。
シノブはとりあえず食べてみた。食べ物ではあるので、これさえ食べておけば、お腹は満たされるし、何よりヒトミは帰ってくれる。ヒトミと長時間一緒にいるのはごめんなので、完食した。
「すごいですね、シノブさん」
「・・・帰れ」
「はいはい、帰りますよう。また来ますねv」
もう来るなとシノブは心の中で悪態をついた。それはヒトミ自身に伝わる気配は一切ない・・・。
相変わらず別人ですね(汗) キャラがいまいち掴めてないんだぜ(泣) うん、徐々に頑張っていこう。
「シノブさんw今日はお土産を持ってきたんですよ!!」
シノブはこれに反応することなく、黙々と本を読んでいた。
「じゃ、じゃ~ん!うちの料理部特製、タコ墨パイ!!」
「・・・は?」
イカ墨の間違いじゃないのか、とシノブは思った。しかしパイ生地に突き刺さっていたのは間違いなくタコの足だ。
「これは・・・食べ物じゃないだろ・・・」
「・・・そうですよね・・・でも食べて下さい。私も我慢して2個も食べたんですよ・・・」
ヒトミは遠い目をして言った。シノブは何がきっかけでそんなにこの奇天烈なパイを食べることになったのか少しだけ気になった。
「これはですね・・・料理部顧問の陰謀なんですよぅ・・・自分が押し付けられた分を全部私によこしやがったんです・・・ダイエット、手伝ってやっただろ?て半ば脅されて・・・」
どうやらヒトミにもどうにもならない人物がいるらしい。シノブはその人物に退け方を教えてもらいたいものだと思った。
「とりあえず、食べて下さい」
ドンと置いたそれは、食欲が完全に湧かない食べ物である。何故このような物を作ろうと思ったのかは謎だ。
「これを食べてくれるまで、私、帰りませんから」
にっこりと微笑むヒトミは鷹士にとっては天使のように見えるかもしれないが、シノブには間違いなく悪魔に見えた。明らかに脅している。
「・・・」
ヒトミが有言実行タイプだと既に知っているので、とりあえず一口食べてみることにした。食べられないなら、タコアレルギーだとか何とか言えばいい。
「・・・」
何とも言い難い味だった。美味しくはないし、不味くもない。中途半端な味だった。
「・・・形容し難い味ですよねぇ、これ・・・」
ヒトミは他人事のように呟く。自分では食べる気など一切ない。
シノブはとりあえず食べてみた。食べ物ではあるので、これさえ食べておけば、お腹は満たされるし、何よりヒトミは帰ってくれる。ヒトミと長時間一緒にいるのはごめんなので、完食した。
「すごいですね、シノブさん」
「・・・帰れ」
「はいはい、帰りますよう。また来ますねv」
もう来るなとシノブは心の中で悪態をついた。それはヒトミ自身に伝わる気配は一切ない・・・。
相変わらず別人ですね(汗) キャラがいまいち掴めてないんだぜ(泣) うん、徐々に頑張っていこう。
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こんにちは、ヒトミです。今回は私が実況生中継をさせてもらうことになりました。
そうです。今日は待ちに待った、休日です。今まではダイエットに全てを注いできましたが、だいぶ痩せて綺麗になったと神城先輩にもお墨付きを貰ったので、思い切ってシノブさんの家を訪問することにしました。大丈夫です。冷たく振舞われるのは一ノ瀬さんと橘君でだいぶ慣れました。あと透君に原稿があるから、とかいう理由で断られたこともあるので、決してめげない自信もあります。あとで仕返しと言わんばかりに茶を思いっきり飲んで、居座りましたけど。
シノブさんの家は前にシノブさんに連れていってもらえたので、よく分かってます。忘れるわけがありません。恋する乙女の記憶力は抜群です。
まあ、いきなり訪れて、デートに誘っても無駄なことは分かってます。何回ロードしても断られる・・・これはなかなかしんどいのです。しかし!このルートは捏造なので、期間制限もないので、ドンと来いってやつです!! お茶なら皆OKなので、そこからスタートです。
とうとう家の前ですよ・・・ちょっと緊張です。でも久しぶりにシノブさんに会えるから・・・ちょっと嬉しいw
呼び鈴を押す。そうすると中からシノブさんが・・・!
「シノブさん久しぶりで」
ガチャンとドアを閉められそうになりました。何故?!最初から追い出す人は流石にいなかったよ?!しかし、鍛えた運動神経があるので、ドアに足を挟み、逃げられな・・・じゃなかった閉められないようにします。簡単にいかないのは百も承知ですから。
「お久しぶりです、シノブさんw」
「・・・何の用かな?」
笑顔が引きつってるのは見て取れる・・・照れてるのかな?
「シノブさん、お茶しませんか?」
ドアを引っ張る力が一段強くなりました。私は素早く体を挟み込みます。
「も~、シノブさんったら照れ屋さん★」
「・・・帰ってくれ!」
「そんなに照れなくてもいいのに・・・お菓子は何もなくても大丈夫ですよ?」
「・・・人の話を聞いているのか?」
「やっだなぁ、聞いてますよぅ。大丈夫です、ちょっとお茶するだけですから」
「聞いてないだろっ」
「私、シノブさんに会いたくてきたんですよ?」
少し驚いたような顔をするシノブさん。驚くのも無理はないかもだけど、目的は達成しなくては!(好感度を上げるという)
「お願いです!私、お兄ちゃん縛り付けてくるの大変だったんですよ!!」
「・・・通りで鷹士の邪魔がないと思ったよ」
「お願いします!好感度を上げ・・・じゃなかった、お茶して下さい!!」
「今明らかに本音が出ただろ」
「・・・いいですよぉ、入れてくれないなら勝手に入りますから」
「住居侵入罪だろ、それ」
「大丈夫です。主人公至上主義の管理人の小説ですよ?そんなことになるわけがありません!」
「・・・」
「ではお邪魔しま~す」
それから(自分で)お茶を入れて、(自分だけ)お話して帰りました。よし、これが好感度を上げる第一歩だ!目指せ、シノブさんED!!
「・・・変なのに好かれたもんだな・・・俺も・・・」
ああ、ちょっと微妙な感じに・・・うぅん、ギャグで通したいのでギャグにしてますけど、少しだけシリアスにしたくなりました。シリアスはいずれ場所を変えてするつもりなので。もっとヒトミちゃんをはちゃめちゃにしていいのだろうか・・・でも主人公だしなぁと悩んでます。もう既に酷いですけど(笑) 次回はどうしようか悩み中なので、ちょっと更新遅いかもです。話の流れはだいたいあるんですけどね。
そうです。今日は待ちに待った、休日です。今まではダイエットに全てを注いできましたが、だいぶ痩せて綺麗になったと神城先輩にもお墨付きを貰ったので、思い切ってシノブさんの家を訪問することにしました。大丈夫です。冷たく振舞われるのは一ノ瀬さんと橘君でだいぶ慣れました。あと透君に原稿があるから、とかいう理由で断られたこともあるので、決してめげない自信もあります。あとで仕返しと言わんばかりに茶を思いっきり飲んで、居座りましたけど。
シノブさんの家は前にシノブさんに連れていってもらえたので、よく分かってます。忘れるわけがありません。恋する乙女の記憶力は抜群です。
まあ、いきなり訪れて、デートに誘っても無駄なことは分かってます。何回ロードしても断られる・・・これはなかなかしんどいのです。しかし!このルートは捏造なので、期間制限もないので、ドンと来いってやつです!! お茶なら皆OKなので、そこからスタートです。
とうとう家の前ですよ・・・ちょっと緊張です。でも久しぶりにシノブさんに会えるから・・・ちょっと嬉しいw
呼び鈴を押す。そうすると中からシノブさんが・・・!
「シノブさん久しぶりで」
ガチャンとドアを閉められそうになりました。何故?!最初から追い出す人は流石にいなかったよ?!しかし、鍛えた運動神経があるので、ドアに足を挟み、逃げられな・・・じゃなかった閉められないようにします。簡単にいかないのは百も承知ですから。
「お久しぶりです、シノブさんw」
「・・・何の用かな?」
笑顔が引きつってるのは見て取れる・・・照れてるのかな?
「シノブさん、お茶しませんか?」
ドアを引っ張る力が一段強くなりました。私は素早く体を挟み込みます。
「も~、シノブさんったら照れ屋さん★」
「・・・帰ってくれ!」
「そんなに照れなくてもいいのに・・・お菓子は何もなくても大丈夫ですよ?」
「・・・人の話を聞いているのか?」
「やっだなぁ、聞いてますよぅ。大丈夫です、ちょっとお茶するだけですから」
「聞いてないだろっ」
「私、シノブさんに会いたくてきたんですよ?」
少し驚いたような顔をするシノブさん。驚くのも無理はないかもだけど、目的は達成しなくては!(好感度を上げるという)
「お願いです!私、お兄ちゃん縛り付けてくるの大変だったんですよ!!」
「・・・通りで鷹士の邪魔がないと思ったよ」
「お願いします!好感度を上げ・・・じゃなかった、お茶して下さい!!」
「今明らかに本音が出ただろ」
「・・・いいですよぉ、入れてくれないなら勝手に入りますから」
「住居侵入罪だろ、それ」
「大丈夫です。主人公至上主義の管理人の小説ですよ?そんなことになるわけがありません!」
「・・・」
「ではお邪魔しま~す」
それから(自分で)お茶を入れて、(自分だけ)お話して帰りました。よし、これが好感度を上げる第一歩だ!目指せ、シノブさんED!!
「・・・変なのに好かれたもんだな・・・俺も・・・」
ああ、ちょっと微妙な感じに・・・うぅん、ギャグで通したいのでギャグにしてますけど、少しだけシリアスにしたくなりました。シリアスはいずれ場所を変えてするつもりなので。もっとヒトミちゃんをはちゃめちゃにしていいのだろうか・・・でも主人公だしなぁと悩んでます。もう既に酷いですけど(笑) 次回はどうしようか悩み中なので、ちょっと更新遅いかもです。話の流れはだいたいあるんですけどね。
今、マンションの中が騒然としていた。何故なら、ヒトミが変わった・・・というより進化したと言った方が正しいくらい、痩せていたのだ。
「おい、お前、どうしたらそんなに痩せられたんだ?」
若月先生がそう言うのも無理のない話である。ヒトミのダイエットに積極的に協力していたのは彼だ。しかし彼の想像を絶するほど、ヒトミは痩せていた。不健康に痩せたのかと思いきや、意外に血色も良く、肌もツルツルである。
「いやぁ、恋する乙女の力ってすごいですね★」
「それで済ますなよ」
実際はこうだ。シノブのことを考えていると自然と力がみなぎったらしく、ひたすら運動を続け、ヨガもし、半身浴をしながら妄想にふけった、ということだ。それで解決する問題か、と聞きたいところだが、そんなに現実味を帯びた話でもないので、スルーをして下さい(笑)
とにかく激変をしたヒトミは体重を60kg台まで落としていた。かなり見れる体型になった。
「この前も一ノ瀬さんに、お前の根性には本当に驚いたよ、とか言われましたよ!」
「・・・そりゃあ、これで驚かない方が無茶だろ」
「あと時田君に、ワニに肉を食べられたのですか?とか聞かれましたし」
「それは有り得ないだろうと言いたいところだが、そう思いたくもなるわな・・・」
ヒトミは確信していた。もう少し痩せれば、シノブの好みに近づけるだろうと。しかし本人から直接聞いていないことをお忘れなく。彼に聞いていたら、間違いなく無理難題をふっかけているはずだ。完璧に諦めてもらう為に。しかし、ヒトミの今の体型はそこそこぽっちゃりとはいえ、かなり綺麗になって、非の打ち所が少なくなってきた。ヒトミのゴーイングマイウェイな性格が好をなしたことである。
保健室で話していたところ、偶然居合わせた神城がこう言った。
「せっかくなんだから、今度その人をデートに誘ってみたらどうかな?地道なアタックも大切だと思うし、何よりヒトミちゃんは綺麗になったんだから、きっと大丈夫だよ」
「神城先輩・・・!!ありがとうございます!!私、頑張ってみます!!」
そんな会話を聞きながら、若月先生は、ヒトミに好かれた人物を少しだけ同情した。
(これから逃げるのは、相当苦労するだろうからな・・・)
この小説、私の好きキャラは相当贔屓されます(笑) 一応オールキャラ出演ってことですけど、贔屓はされますよ?(酷い) シノブは書くの恥ずかしいとかいう理由だったり、白マッキーはあまり書けないとかいう理由もありますけどね★ 黒ならいっぱい登場させたいけれども!! やっぱりマッキー好きですw マッキーいるだけで授業中のネタには困りませんよ!! マッキーいるだけで雨の日も楽しいのデス★ 雨ってネタ的には最高のシチュですよね♪
「おい、お前、どうしたらそんなに痩せられたんだ?」
若月先生がそう言うのも無理のない話である。ヒトミのダイエットに積極的に協力していたのは彼だ。しかし彼の想像を絶するほど、ヒトミは痩せていた。不健康に痩せたのかと思いきや、意外に血色も良く、肌もツルツルである。
「いやぁ、恋する乙女の力ってすごいですね★」
「それで済ますなよ」
実際はこうだ。シノブのことを考えていると自然と力がみなぎったらしく、ひたすら運動を続け、ヨガもし、半身浴をしながら妄想にふけった、ということだ。それで解決する問題か、と聞きたいところだが、そんなに現実味を帯びた話でもないので、スルーをして下さい(笑)
とにかく激変をしたヒトミは体重を60kg台まで落としていた。かなり見れる体型になった。
「この前も一ノ瀬さんに、お前の根性には本当に驚いたよ、とか言われましたよ!」
「・・・そりゃあ、これで驚かない方が無茶だろ」
「あと時田君に、ワニに肉を食べられたのですか?とか聞かれましたし」
「それは有り得ないだろうと言いたいところだが、そう思いたくもなるわな・・・」
ヒトミは確信していた。もう少し痩せれば、シノブの好みに近づけるだろうと。しかし本人から直接聞いていないことをお忘れなく。彼に聞いていたら、間違いなく無理難題をふっかけているはずだ。完璧に諦めてもらう為に。しかし、ヒトミの今の体型はそこそこぽっちゃりとはいえ、かなり綺麗になって、非の打ち所が少なくなってきた。ヒトミのゴーイングマイウェイな性格が好をなしたことである。
保健室で話していたところ、偶然居合わせた神城がこう言った。
「せっかくなんだから、今度その人をデートに誘ってみたらどうかな?地道なアタックも大切だと思うし、何よりヒトミちゃんは綺麗になったんだから、きっと大丈夫だよ」
「神城先輩・・・!!ありがとうございます!!私、頑張ってみます!!」
そんな会話を聞きながら、若月先生は、ヒトミに好かれた人物を少しだけ同情した。
(これから逃げるのは、相当苦労するだろうからな・・・)
この小説、私の好きキャラは相当贔屓されます(笑) 一応オールキャラ出演ってことですけど、贔屓はされますよ?(酷い) シノブは書くの恥ずかしいとかいう理由だったり、白マッキーはあまり書けないとかいう理由もありますけどね★ 黒ならいっぱい登場させたいけれども!! やっぱりマッキー好きですw マッキーいるだけで授業中のネタには困りませんよ!! マッキーいるだけで雨の日も楽しいのデス★ 雨ってネタ的には最高のシチュですよね♪
それは突然のことだった。そんなに頻繁に会うほど仲良しなわけでもなく、会う時も大抵連絡ぐらいはする鷹士がシノブに会いに来た。・・・というより攻撃をしかけにと言った方がいいかもしれない。それだけすごい剣幕で来たのだ。
「シノブー!!ヒトミに今度は何をしたんだ?!!」
「はあ?あれっきり何もしてないよ」
「嘘吐け!!そうじゃなきゃ、あんなことになるわけないだろ!!」
「だから何もしてないって。俺だって暇じゃないんだぜ?それにあんなことって何だよ?」
「そ、それは・・・その・・・ヒトミが・・・お前のこと・・・す、す・・・す・・・」
「す?」
「好きだとか言ってるんだ!!」
「それこそ有り得ないだろ。お前だって俺がしたこと分かってるだろ。あれで好きになる方がおかしい」
「それは確かにそうだけど・・・」
確かにシノブはヒトミを傷付けようとした。普通の人なら、そんな人物に関わりたくないだろう。普通の人物なら。
「それにお前自身、俺と妹を会わせないようにしてたじゃないか」
その為に、鷹士はヒトミとのEDが迎えられなかったのだ(本末転倒)。
「そうなんだけど・・・」
「それ、妹から聞いたのか?」
「うん・・・」
「・・・それは恐らく言い訳だろ?」
「言い訳?」
「好きな奴が出来たとかお前に言ってみろ?絶対お前がこんな風に押しかけてくるのは目に見えてる。それを馬鹿正直に伝える奴はいるわけがない。バレないように俺の名前を出しただけさ」
「うーん・・・そうなのかなぁ?」
「そうに決まってる」
それは少し賢い人がする手口であり、ヒトミのような本能に忠実に生きてる人物は絶対使わない手だということに二人とも気付いていない。
「で、でも、もし本当だったら・・・」
「お前の妹に惚れるわけがないだろ。あの体型で好きだとか、そんな悪趣味じゃないから」
「な、何を言うんだ!!ヒトミは可愛いんだぞ!!」
「・・・お前妹を友人に勧めてどうするんだよ。そこは貶して、諦めさせとけよ」
「ヒトミに悪い所は一つもないぞ!!」
「・・・はいはい」
シノブは討論することを諦めた。妹のことになると途端に見境がなくなる鷹士と、ヒトミのことについて討論するのはかなり腰の折れることだ。それにシノブ自身、ヒトミに興味もないし、惚れないという自信はあった。冷たく扱うのもお手の物だ。
しかし賢いシノブにも誤算はあった。ヒトミがものすごく狙った獲物を逃がさないタイプだということだ。
それに気付かず、そう遠くない先でとんでもない目に会うこととなる。
ああ、どうしていつも私はこうなんでしょう。好き過ぎて、前に進めないorz 好きなキャラを登場させるってすごい恥ずかしいです。しかし、書き始めたら、ツッコミ役のシノブはとても書きやすかった(もうこの時点でキャラ崩壊してる気もする)です。妹暴走時の鷹士兄ちゃん相手なら、シノブは間違いなくツッコミだと思います。そしてラブレボのドラマCDにシノブが出てこなかったことが、やっぱり悲しかったです(当たり前じゃん!!) ドラマCDの感想は後日サイトの方にアップしたいと思います。
「シノブー!!ヒトミに今度は何をしたんだ?!!」
「はあ?あれっきり何もしてないよ」
「嘘吐け!!そうじゃなきゃ、あんなことになるわけないだろ!!」
「だから何もしてないって。俺だって暇じゃないんだぜ?それにあんなことって何だよ?」
「そ、それは・・・その・・・ヒトミが・・・お前のこと・・・す、す・・・す・・・」
「す?」
「好きだとか言ってるんだ!!」
「それこそ有り得ないだろ。お前だって俺がしたこと分かってるだろ。あれで好きになる方がおかしい」
「それは確かにそうだけど・・・」
確かにシノブはヒトミを傷付けようとした。普通の人なら、そんな人物に関わりたくないだろう。普通の人物なら。
「それにお前自身、俺と妹を会わせないようにしてたじゃないか」
その為に、鷹士はヒトミとのEDが迎えられなかったのだ(本末転倒)。
「そうなんだけど・・・」
「それ、妹から聞いたのか?」
「うん・・・」
「・・・それは恐らく言い訳だろ?」
「言い訳?」
「好きな奴が出来たとかお前に言ってみろ?絶対お前がこんな風に押しかけてくるのは目に見えてる。それを馬鹿正直に伝える奴はいるわけがない。バレないように俺の名前を出しただけさ」
「うーん・・・そうなのかなぁ?」
「そうに決まってる」
それは少し賢い人がする手口であり、ヒトミのような本能に忠実に生きてる人物は絶対使わない手だということに二人とも気付いていない。
「で、でも、もし本当だったら・・・」
「お前の妹に惚れるわけがないだろ。あの体型で好きだとか、そんな悪趣味じゃないから」
「な、何を言うんだ!!ヒトミは可愛いんだぞ!!」
「・・・お前妹を友人に勧めてどうするんだよ。そこは貶して、諦めさせとけよ」
「ヒトミに悪い所は一つもないぞ!!」
「・・・はいはい」
シノブは討論することを諦めた。妹のことになると途端に見境がなくなる鷹士と、ヒトミのことについて討論するのはかなり腰の折れることだ。それにシノブ自身、ヒトミに興味もないし、惚れないという自信はあった。冷たく扱うのもお手の物だ。
しかし賢いシノブにも誤算はあった。ヒトミがものすごく狙った獲物を逃がさないタイプだということだ。
それに気付かず、そう遠くない先でとんでもない目に会うこととなる。
ああ、どうしていつも私はこうなんでしょう。好き過ぎて、前に進めないorz 好きなキャラを登場させるってすごい恥ずかしいです。しかし、書き始めたら、ツッコミ役のシノブはとても書きやすかった(もうこの時点でキャラ崩壊してる気もする)です。妹暴走時の鷹士兄ちゃん相手なら、シノブは間違いなくツッコミだと思います。そしてラブレボのドラマCDにシノブが出てこなかったことが、やっぱり悲しかったです(当たり前じゃん!!) ドラマCDの感想は後日サイトの方にアップしたいと思います。
「あ~あ、どうして先輩ダイエットなんか始めたのかなぁ・・・今のままでも充分可愛いのにぃ・・・」
「桜川さん、ダイエットを始めたのですか?」
「うん、何でかなぁ?」
どういうめぐり合わせかは分からないが、登校時間がたまたま重なった颯大と時田。そこに何の偶然かは分からないが神城が加わった。
「ヒトミちゃん、好きな人が出来たらしいよ」
「え?!」
「なるほど・・・物語でよくある展開ですね」
「誰?!誰なの?!」
「鷹士さんのお友達の・・・シノブさん?だったかな。そんなことをヒトミちゃんが言ってたよ」
「桜川さんは年上好みなのですね」
「えー!!先輩に彼氏が出来たら、僕と一緒にお菓子食べられないじゃん!」
「大丈夫だよ。ヒトミちゃんは優しいから」
このメンバーだといまいち会話が成り立たないが、ヒトミの想い人だけはしっかり伝わったようだ。
学校に着いて、颯大はまずマンションのメンバーで同じ学年の橘に伝えた。
「ちょっと聞いてよ剣之助!ヒトミ先輩に好きな人が出来たって!!」
「は?あの食べ物にしか興味なさそうな先輩が?」
「ちょっとそれは失礼な発言だと思うけど、鷹士さんの友達のシノブって人らしいよ!!」
「へぇ・・・」
とても物珍しい話を聞いたような顔をしている剣之助であった。
一方、二年生の教室でもこんな話をしていた。
「え?桜川に?」
「はい。神城さんに聞いたのですが、鷹士さんのお友達のシノブさんという方だそうです」
「へえ・・・」
華原は少し考えてから透を呼んだ。何か面白いことを思いついたかのように。
「なあ、木野村。桜川に好きな人が出来たらしいぜ」
「え?ほ、本当に?」
「ああ。鷹士さんの友達のシノブさんだってさ」
「そ、そう・・・なんだ・・・」
「まあ、でも実際にその人物がちゃんといるかは分からないけどさ。鷹士さんに聞いてみたら分かるかもね」
「そ、そんなものなのかな・・・?」
「自分の妹のことぐらい鷹士さんだって分かってるよ」
この後、華原の作戦は恐ろしいほど巧くいくこととなる。
「ヒトミちゃんに好きな人か・・・」
「木野村先輩もその話聞いたんすか?」
「橘君」
部活の帰りが重なったらしく、方向も一緒なので、一緒に帰ることとなった透と橘。
「でも華原君がいうには、本当に実在する人間なのか分からないから、鷹士さんに聞いてみるべきだって言うんだ」
「ああ・・・実はヒヨコとかいうオチとか?」
「そ、それは・・・ないとは言えないけど・・・ヒヨコの為にダイエットするかなぁ・・・」
「あ、鷹士さんがちょうどいますよ」
用事があってちょうど外出していた鷹士と鉢合わせた二人。思い切ってシノブのことを聞いてみることにした。
「鷹士さん、先輩に好きな人が出来たそうなんすけど、鷹士さん知ってます?」
「・・・は?な、何だ?!何のことだ?!それは?!」
「鷹士さんの友達でシノブって人らしいっすけど」
「し、シノブ?!何で?!」
「それは知らないっすよ」
鷹士のあまりの慌てように透も橘も何も言い出せない。
ただ分かったことは一つだ。シノブはどうやら実在する人物らしいということだ。
鷹士は急いで家に帰り、ヒトミに問い詰めた。そしてヒトミはけろっとした顔で、何も動揺することもなく言った。
「うん、そうだよ。もう知ったの?お兄ちゃん」
その瞬間鷹士は意識を失った。
ごめんよ、お兄ちゃん!!こんなポジションで!! そして次こそはシノブが出ます。いつまでも照れてるわけにはいきません(笑)
「桜川さん、ダイエットを始めたのですか?」
「うん、何でかなぁ?」
どういうめぐり合わせかは分からないが、登校時間がたまたま重なった颯大と時田。そこに何の偶然かは分からないが神城が加わった。
「ヒトミちゃん、好きな人が出来たらしいよ」
「え?!」
「なるほど・・・物語でよくある展開ですね」
「誰?!誰なの?!」
「鷹士さんのお友達の・・・シノブさん?だったかな。そんなことをヒトミちゃんが言ってたよ」
「桜川さんは年上好みなのですね」
「えー!!先輩に彼氏が出来たら、僕と一緒にお菓子食べられないじゃん!」
「大丈夫だよ。ヒトミちゃんは優しいから」
このメンバーだといまいち会話が成り立たないが、ヒトミの想い人だけはしっかり伝わったようだ。
学校に着いて、颯大はまずマンションのメンバーで同じ学年の橘に伝えた。
「ちょっと聞いてよ剣之助!ヒトミ先輩に好きな人が出来たって!!」
「は?あの食べ物にしか興味なさそうな先輩が?」
「ちょっとそれは失礼な発言だと思うけど、鷹士さんの友達のシノブって人らしいよ!!」
「へぇ・・・」
とても物珍しい話を聞いたような顔をしている剣之助であった。
一方、二年生の教室でもこんな話をしていた。
「え?桜川に?」
「はい。神城さんに聞いたのですが、鷹士さんのお友達のシノブさんという方だそうです」
「へえ・・・」
華原は少し考えてから透を呼んだ。何か面白いことを思いついたかのように。
「なあ、木野村。桜川に好きな人が出来たらしいぜ」
「え?ほ、本当に?」
「ああ。鷹士さんの友達のシノブさんだってさ」
「そ、そう・・・なんだ・・・」
「まあ、でも実際にその人物がちゃんといるかは分からないけどさ。鷹士さんに聞いてみたら分かるかもね」
「そ、そんなものなのかな・・・?」
「自分の妹のことぐらい鷹士さんだって分かってるよ」
この後、華原の作戦は恐ろしいほど巧くいくこととなる。
「ヒトミちゃんに好きな人か・・・」
「木野村先輩もその話聞いたんすか?」
「橘君」
部活の帰りが重なったらしく、方向も一緒なので、一緒に帰ることとなった透と橘。
「でも華原君がいうには、本当に実在する人間なのか分からないから、鷹士さんに聞いてみるべきだって言うんだ」
「ああ・・・実はヒヨコとかいうオチとか?」
「そ、それは・・・ないとは言えないけど・・・ヒヨコの為にダイエットするかなぁ・・・」
「あ、鷹士さんがちょうどいますよ」
用事があってちょうど外出していた鷹士と鉢合わせた二人。思い切ってシノブのことを聞いてみることにした。
「鷹士さん、先輩に好きな人が出来たそうなんすけど、鷹士さん知ってます?」
「・・・は?な、何だ?!何のことだ?!それは?!」
「鷹士さんの友達でシノブって人らしいっすけど」
「し、シノブ?!何で?!」
「それは知らないっすよ」
鷹士のあまりの慌てように透も橘も何も言い出せない。
ただ分かったことは一つだ。シノブはどうやら実在する人物らしいということだ。
鷹士は急いで家に帰り、ヒトミに問い詰めた。そしてヒトミはけろっとした顔で、何も動揺することもなく言った。
「うん、そうだよ。もう知ったの?お兄ちゃん」
その瞬間鷹士は意識を失った。
ごめんよ、お兄ちゃん!!こんなポジションで!! そして次こそはシノブが出ます。いつまでも照れてるわけにはいきません(笑)
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