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乙女ゲームのことやら色々よろずに日々思いついたことなどをつらつら書いております。ノーマルも勿論好きですが、腐ってるのも好きなので、苦手な人は注意。
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2008/06/13 (Fri)                  第7話 カオスな食べ物
 毎週日曜日、シノブの家では招かれざる客が訪れるようになった。最初はシノブはいれないように努力していたものの、相手は必ずと言っていいほど侵入してくる。何だかどうでもよくなって、今度は相手にしないことにした。いつか飽きるだろうとシノブは考えていた。
「シノブさんw今日はお土産を持ってきたんですよ!!」
 シノブはこれに反応することなく、黙々と本を読んでいた。
「じゃ、じゃ~ん!うちの料理部特製、タコ墨パイ!!」
「・・・は?」
 イカ墨の間違いじゃないのか、とシノブは思った。しかしパイ生地に突き刺さっていたのは間違いなくタコの足だ。
「これは・・・食べ物じゃないだろ・・・」
「・・・そうですよね・・・でも食べて下さい。私も我慢して2個も食べたんですよ・・・」
 ヒトミは遠い目をして言った。シノブは何がきっかけでそんなにこの奇天烈なパイを食べることになったのか少しだけ気になった。
「これはですね・・・料理部顧問の陰謀なんですよぅ・・・自分が押し付けられた分を全部私によこしやがったんです・・・ダイエット、手伝ってやっただろ?て半ば脅されて・・・」
 どうやらヒトミにもどうにもならない人物がいるらしい。シノブはその人物に退け方を教えてもらいたいものだと思った。
「とりあえず、食べて下さい」
 ドンと置いたそれは、食欲が完全に湧かない食べ物である。何故このような物を作ろうと思ったのかは謎だ。
「これを食べてくれるまで、私、帰りませんから」
 にっこりと微笑むヒトミは鷹士にとっては天使のように見えるかもしれないが、シノブには間違いなく悪魔に見えた。明らかに脅している。
「・・・」
 ヒトミが有言実行タイプだと既に知っているので、とりあえず一口食べてみることにした。食べられないなら、タコアレルギーだとか何とか言えばいい。
「・・・」
 何とも言い難い味だった。美味しくはないし、不味くもない。中途半端な味だった。
「・・・形容し難い味ですよねぇ、これ・・・」
 ヒトミは他人事のように呟く。自分では食べる気など一切ない。
 シノブはとりあえず食べてみた。食べ物ではあるので、これさえ食べておけば、お腹は満たされるし、何よりヒトミは帰ってくれる。ヒトミと長時間一緒にいるのはごめんなので、完食した。
「すごいですね、シノブさん」
「・・・帰れ」
「はいはい、帰りますよう。また来ますねv」
 もう来るなとシノブは心の中で悪態をついた。それはヒトミ自身に伝わる気配は一切ない・・・。










 相変わらず別人ですね(汗) キャラがいまいち掴めてないんだぜ(泣) うん、徐々に頑張っていこう。
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