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乙女ゲームのことやら色々よろずに日々思いついたことなどをつらつら書いております。ノーマルも勿論好きですが、腐ってるのも好きなので、苦手な人は注意。
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2024/11/23 (Sat)                  [PR]
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2007/09/05 (Wed)                  あはは・・・ヤバイヤバイ。
 テストの結果が大変なことになってました。ちょっと立ち直るのに時間を要しました。普段はあんまり落ち込まないようにしてるんですが、今回ばっかりはね・・・一応受験生なわけですから。頑張ろう、うん、まだいけるはず。頑張ればいいんだ。遊ばずに。出来るかな、いや、やるんだ。今日から頑張ってみせるぜ!!頑張って課題するぜ!!課題多すぎだぜ!!(泣)
 なんか、ネタ神がなかなか降りてきてくれない・・・。ちょっと長すぎるネタしかありません。長いネタはたくさんあります。長すぎて、こっちが大変です。
 あ、もうそろそろ知盛と銀バースデイなんですよね?お祝いしたいけど、テスト前だからなぁ・・・出来ないだろうなぁ・・・今回の挽回しなきゃだし。知望ファンとしては情けないですが。
 さーて、明日は体育大会予行練習だ。一日中外です。日焼けします。そういえば台風9号が近付いてるらしいですね。しかも近年最大規模になるだろうとか・・・まあ、私の住んでるところにはかすりもしないみたいですから、気にしませんけど。ただ、テレビとかに影響あると嫌ですね。地方テレビも楽しいんですけどね。

「どうしてこういう時に雷まで・・・うぅ」
 いつもなら部屋で大人しくしていられるというのに、突然のスコールに巻き込まれてしまい、街まで戻れなくなってしまったクロエ。このまま帰ったら逆に危なそうだった。
 大きな木の下で雨宿り。雷の音もすごい。騎士として情けないと思いつつも、苦手を克服出来ないでいた。
(昔はよくお父様やお母様に泣きついていたものだな・・・)
 あの頃は両親に守られていた。あの温かな腕の中で泣いて縋れば、いつだって優しく頭を撫でてくれた。優しい両親だった。
(懐かしいな・・・)
 しかし、あれだけ大切だと思っていた両親でも、時が経ち、成長すれば、記憶は薄れていく。朧げになる。この雨で遠い景色が見えないのと同じだ。
 クロエはその場にしゃがみこんだ。どうせ全身濡れているのだ。座ったところで、お尻が濡れるとかは気にしない。
 雷が鳴る。体を縮ませる。そのうちだんだんと意識が遠のいていった。
『大丈夫よ、クロエ。お父様もお母様もここにいるわ』
 懐かしい母の声。
『大丈夫・・・すぐに止むから・・・』
 大好きだった父の声。
 大切だった。記憶は薄れていくけど、本当に大切だったのだ。
 あの頃には、もう戻れないと分かってはいるけれど・・・。
「クロエ。クロエ!」
「・・・?」
「こんなところで寝てたら風邪ひくだろ」
「・・・クーリッジ?」
 いきなり現実に戻されて、ぼんやりとした頭をどうにか動かして、状況を把握しようとした。
(私・・・眠ってしまっていたのか・・・)
「クロエ・・・怖い夢でも見たのか?泣いてたように見えたんだけど」
「泣いてた・・・?」
 頬に触れると生暖かい雫が残っていた。本人も気付かないうちに泣いていたのかもしれない。
「怖い夢を見たわけじゃない・・・ただ、懐かしい夢を見ていたんだ」
 雨はだいぶ小降りになっていた。雷はもう止んでいる。クロエは立ち上がり、伸びをした。
「・・・なあ、クロエ」
「何だ?」
「クロエには俺たちがいるんだ。だから、寂しくなんかないだろ?」
 セネルは不安だった。本人も気付いていないようだが、もしクロエが国に帰ると言ったりしたらと思うと、確かめずにはいられなかった。
「ああ、大丈夫だ」
 クロエも分かっていた。過去があって今があるのだと。今、この状況に不満も何もない。ここで出会った人達に会えて本当に良かったと思ってる。
「そっか・・・いつでも頼ってくれていい。力になるから・・・」
「ありがとう。ところでクーリッジ、お前、どうしてここにいるんだ?今日はレイナードの手伝いじゃなかったのか?」
「雨でキャンセルになったんだよ。それで家に帰ろうとしたら、エルザが・・・」
「エルザがどうかしたのか?」
「・・・何でもない!」
 エルザにクロエが帰ってこないと聞いて、慌てて探しにきたと素直に言えなかった。クロエが雷を苦手としていることは知っていた。もしかしたら独りで怯えてるんじゃないかと思って、探しにきたのだ。しかし、それを言うのは何だか照れくさかった。
「とにかく、帰るぞ!そのままじゃ風邪ひくだろう!」
「あ、ああ」
 セネルはクロエの手を引いて歩き出した。セネルは真っ直ぐに顔を向けて歩いていたし、手をひかれて歩くクロエも俯いていたから、二人とも気が付かなかった。
 両方とも頬を真っ赤に染めていたことを・・・。


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