2007/08/15 (Wed) 華原×ヒトミ

　どうしてこんなに苛立つのか・・・別に付き合ってるわけじゃない。でも、一番仲がいいのは俺のはず。
「ねえ、さっき何話してたの？」
　いつもの俺で聞けているはず。こいつの前で隠すことはないけど、ここは教室。いつも演じてる俺でなくてはならない。
「あ、うん、さっき勉強してたら、神城先輩が色々教えてくれて・・・すごいよね、ロシア語とかも知ってるみたい」
　何能天気に答えてんだよ。そんなことを聞きたいんじゃなくて、どうしてあんなに親しげだったのかってことだよ。気付けよ、鈍いな。
「英語だったら俺も教えてやるけど、ロシア語とかだとなぁ」
　笑って答えたつもりだけど、少し棒読みだったかもしれない。鈍いこいつが不思議そうにこちらを見てくる。
「じゃあ今度英語を教えてもらってもいいかな？華原くんって理系なのに英語得意だから」
「まあね。桜川は文系だよね？」
「うん・・・来年はクラス離れちゃうね」
「ああ・・・そうだね」
　来年になったら更にこいつに気がある男が増えるはず。これだけ変われば絶対そうだ。そうなるともっとこんな想いをして過ごさなきゃならないのかもしれない。
「寂しくなるね・・・あ、でもマンションで会えるから、そんなことないよね？」
「うーん・・・そんなこともないかもよ？」
「へ？」
　ここまで言っても分からないのかよ。
　これじゃ絶対、直接言わなきゃ分からないだろうな。それこそ、機会を逃したら一生分からないに違いない。
「なあ、勉強終わったなら一緒に帰ろうぜ？」
「うん！」
　チャンスは同じクラスのうちだ。
　それまでに伝えなくては、大切で、少し気恥ずかしいこの気持ちを・・・。

ずっと気になってたんです。勉強してて、ある一定のパラになると会いに来るキャラ達・・・攻略キャラがどうとか関係なしですからね。攻略中のキャラは何とも思わないのかなぁ・・・と。
しかし、私にかかれば相変わらずの不発弾。これが本当に不発弾なら、日本は危険なほど不発弾だらけです。
次は颯大です。順序よく下っていきたいと思います。