乙女ゲームのことやら色々よろずに日々思いついたことなどをつらつら書いております。ノーマルも勿論好きですが、腐ってるのも好きなので、苦手な人は注意。
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夜明けとともに聞こえるのは鳥の囀りではなく、悲鳴だった。
城が一気に攻め入られて、敵兵が部屋まで入ってくる。それは単に敵が強かったわけではない。警備もままなっていないからだ。それほどまでに統率力がなくなっていた。
(これで・・・終わりかな・・・私も・・・)
そうエデンが思った時、見えたのは大好きな金色の・・・。
「ジャン・・・?」
「・・・取引をしに来た」
エデンの知っているジャンダルムには見えなかったが、この人物は確かにジャンダルムだ。ずっと会いたかった最愛の人だ。
「・・・この国をこのまま侵略しない代わりに、この最後の王族である、エデン姫を渡せ」
国を渡せと言っていることに代わりがないということを誰もが理解出来た。しかし、この要求を飲まないとどうなるかも理解出来る。
「このまま王女を犠牲にし、国民を奴隷とするのか、王女を差し出すのか・・・二つに一つ、選択する余地を与えてやろう」
エデン自身は前者で良かった。被害は最小限で済むし、ジャンダルムの傍にどんな形でもいられるのなら幸せだ。しかし、それは個人的な意見であり、今まで先祖代々守ってきたこの国を潰すことになることはあってはならないことだ。
「・・・ジャン・・・」
「どうする、エデン。あなたの意志次第で決まることだ」
「私は・・・」
どうしたらいいのかなど、今すぐ決められることではない。しかし、今出さなくてはならないのだ。追い詰められているのはこちらなのだから。
そしてふと亡き弟のことを思い出す。彼ならどうしただろうか、どうすることを望んだだろうか。
きっと優しい彼のことだから国民を最優先させただろう。この取引が不平等かもしれなくても・・・。
「私はどうなってもいいので・・・どうかみんなは・・・」
「そうか・・・確かにその願いは聞き入れた・・・ありがとう、エデン」
ふわっと笑った彼は、昔の彼だった。それにエデンは安心したが、後ろに見える影に血の気が引く思いをした。
「ジャン、危ない!!」
「お前さえいなくなれば、この国は・・・!!」
エデンが急いで近付こうとするが、ジャンダルム自身によって庇われる形となって抱きしめられる。
「ジャン!!」
力を無くし、膝から崩れる彼を受け止め、エデンは叫んだ。今までどんなことがあっても、こんな大きな声で命令などしたことがない彼女がこう言った。
「早く医者を呼んできなさい!!早く!!」
この気迫に大勢の侍女たちが、動き出す。今まで命令など聞かなかった貴族たちまでもがだ。
「ジャン・・・ジャン・・・!」
「エデン・・・僕は約束を守ったよ・・・必ず会いにいくって・・・」
「馬鹿なこと言わないで!それであなたが死んだら意味がないのに!!」
「ごめん・・・エデン・・・」
「ジャン・・・死んだら嫌だよ・・・そんなの・・・」
ジャンダルムを刺した人物はもういなくなっていた。どこかに逃げたのかもしれない。でもそんなことは関係ない。大切な人の命の灯火が消えようとしている状態で周りなど気にしている場合ではない。
どうか、どうか死なないで・・・それなら私が死んだ方が良かった・・・。
国をうまく統治できなかった自分が死んだ方が・・・。
彼のいない世界など考えるのも嫌だ・・・。
城が一気に攻め入られて、敵兵が部屋まで入ってくる。それは単に敵が強かったわけではない。警備もままなっていないからだ。それほどまでに統率力がなくなっていた。
(これで・・・終わりかな・・・私も・・・)
そうエデンが思った時、見えたのは大好きな金色の・・・。
「ジャン・・・?」
「・・・取引をしに来た」
エデンの知っているジャンダルムには見えなかったが、この人物は確かにジャンダルムだ。ずっと会いたかった最愛の人だ。
「・・・この国をこのまま侵略しない代わりに、この最後の王族である、エデン姫を渡せ」
国を渡せと言っていることに代わりがないということを誰もが理解出来た。しかし、この要求を飲まないとどうなるかも理解出来る。
「このまま王女を犠牲にし、国民を奴隷とするのか、王女を差し出すのか・・・二つに一つ、選択する余地を与えてやろう」
エデン自身は前者で良かった。被害は最小限で済むし、ジャンダルムの傍にどんな形でもいられるのなら幸せだ。しかし、それは個人的な意見であり、今まで先祖代々守ってきたこの国を潰すことになることはあってはならないことだ。
「・・・ジャン・・・」
「どうする、エデン。あなたの意志次第で決まることだ」
「私は・・・」
どうしたらいいのかなど、今すぐ決められることではない。しかし、今出さなくてはならないのだ。追い詰められているのはこちらなのだから。
そしてふと亡き弟のことを思い出す。彼ならどうしただろうか、どうすることを望んだだろうか。
きっと優しい彼のことだから国民を最優先させただろう。この取引が不平等かもしれなくても・・・。
「私はどうなってもいいので・・・どうかみんなは・・・」
「そうか・・・確かにその願いは聞き入れた・・・ありがとう、エデン」
ふわっと笑った彼は、昔の彼だった。それにエデンは安心したが、後ろに見える影に血の気が引く思いをした。
「ジャン、危ない!!」
「お前さえいなくなれば、この国は・・・!!」
エデンが急いで近付こうとするが、ジャンダルム自身によって庇われる形となって抱きしめられる。
「ジャン!!」
力を無くし、膝から崩れる彼を受け止め、エデンは叫んだ。今までどんなことがあっても、こんな大きな声で命令などしたことがない彼女がこう言った。
「早く医者を呼んできなさい!!早く!!」
この気迫に大勢の侍女たちが、動き出す。今まで命令など聞かなかった貴族たちまでもがだ。
「ジャン・・・ジャン・・・!」
「エデン・・・僕は約束を守ったよ・・・必ず会いにいくって・・・」
「馬鹿なこと言わないで!それであなたが死んだら意味がないのに!!」
「ごめん・・・エデン・・・」
「ジャン・・・死んだら嫌だよ・・・そんなの・・・」
ジャンダルムを刺した人物はもういなくなっていた。どこかに逃げたのかもしれない。でもそんなことは関係ない。大切な人の命の灯火が消えようとしている状態で周りなど気にしている場合ではない。
どうか、どうか死なないで・・・それなら私が死んだ方が良かった・・・。
国をうまく統治できなかった自分が死んだ方が・・・。
彼のいない世界など考えるのも嫌だ・・・。
江原さんの「天国からの手紙」で泣いてしまいました。なんかもう悲しくて悲しくて・・・。
普段そういう感動もので泣くことなど全くないんですけどね・・・舞一夜を見ても泣かなかった私が泣きました。家族ものに弱いみたいです。子どもとか死んでしまうと泣いてしまいそうになります。
そしてどうしてどの本屋にもLaLaデラックスがないのかと憤ってしまいました。だって遙か読みたかった・・・!!
月曜あたりに遙か2&3のキャラコレの地の朱雀を買いまして・・・いいですね、宮田幸季さんvV ていうかこのキャラソン全部そんなに明るくないですね。私はそういうの大好きですが。
これ聞いてると、彰紋さんをプレイしたくなりました。2持ってないからどうしようもありませんが(汗) 2キャラなら頼忠さんが気になります。アクラムも然りですが・・・。あとじれっ隊メンバー。
欲しいゲームばっかりですよ。
普段そういう感動もので泣くことなど全くないんですけどね・・・舞一夜を見ても泣かなかった私が泣きました。家族ものに弱いみたいです。子どもとか死んでしまうと泣いてしまいそうになります。
そしてどうしてどの本屋にもLaLaデラックスがないのかと憤ってしまいました。だって遙か読みたかった・・・!!
月曜あたりに遙か2&3のキャラコレの地の朱雀を買いまして・・・いいですね、宮田幸季さんvV ていうかこのキャラソン全部そんなに明るくないですね。私はそういうの大好きですが。
これ聞いてると、彰紋さんをプレイしたくなりました。2持ってないからどうしようもありませんが(汗) 2キャラなら頼忠さんが気になります。アクラムも然りですが・・・。あとじれっ隊メンバー。
欲しいゲームばっかりですよ。
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