乙女ゲームのことやら色々よろずに日々思いついたことなどをつらつら書いております。ノーマルも勿論好きですが、腐ってるのも好きなので、苦手な人は注意。
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「透くん、ごめんね。勉強付き合わせちゃって」
「ううん、いいんだよ」
僕が全く勉強しなくていいわけじゃないけど、大学も専門学校も受ける気がないから、一般の受験生よりは少し余裕がある。だから少しでもヒトミちゃんの役に立てたら嬉しいから、一緒に勉強もする。僕に出来ることは全てしてあげたいから。
「透くんはやっぱり優しいね」
「そ、そんなことないよ・・・」
「だからね、受験が終わったら、今よりもっともっと透くんの夢を応援するからね」
「ありがと・・・ヒトミちゃん・・・」
彼女はどんな時だって、僕のことを応援してくれる。それがとても嬉しくて、僕ももっと頑張ろうって思える。
いつも君がいてくれるから、僕は頑張れる。
君はいつだって僕の憧れで、一番大好きな人なんだ。
そんな君の為に何か出来ることは、きっと夢を叶えることだから、必ず叶えてみせるよ・・・。
「ううん、いいんだよ」
僕が全く勉強しなくていいわけじゃないけど、大学も専門学校も受ける気がないから、一般の受験生よりは少し余裕がある。だから少しでもヒトミちゃんの役に立てたら嬉しいから、一緒に勉強もする。僕に出来ることは全てしてあげたいから。
「透くんはやっぱり優しいね」
「そ、そんなことないよ・・・」
「だからね、受験が終わったら、今よりもっともっと透くんの夢を応援するからね」
「ありがと・・・ヒトミちゃん・・・」
彼女はどんな時だって、僕のことを応援してくれる。それがとても嬉しくて、僕ももっと頑張ろうって思える。
いつも君がいてくれるから、僕は頑張れる。
君はいつだって僕の憧れで、一番大好きな人なんだ。
そんな君の為に何か出来ることは、きっと夢を叶えることだから、必ず叶えてみせるよ・・・。
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「ふぅ・・・」
本が好きな彼。いつも彼が本を読んでいる傍ら、勉強してる私。最初は彼と同じように本を読んでたんだけど、だんだん眠くなっちゃって、ついつい寝てしまうことが何回も続いて、時間が勿体無いから勉強してみることしにした。その方が眠らずに済むし、帰ってからダイエットのことに集中できるからね。
「何か食べますか?ヒトミさん」
「うん、そうだね。食べたいな」
「待って下さい。確かこのあたりにお茶菓子が・・・」
「あ、私が取るからいいよっ」
毎日のように通ってる彼の家。もう何がどこにあるのかも分かってる。時々、妙なところに妙な物があったりするけど。
「何だか新婚みたいですね、僕達」
本当に何の意図もなくそんなことをサラリと言う彼が憎い。こっちばっかり焦っちゃう。
彼も自分の言ったことの意味を理解したのか、少し赤くなってるみたいだ。
「あ・・・すみません、変なこと言って・・・!」
「ううん、気にしなくていいよっ!」
私は落ち着こうと意識しつつ、お茶菓子を手に取る。少しでもこの心臓をどうにかしたい。誰かに聞こえてしまうのではないかと思うくらい早いから。
「でも・・・そうなれたらいいですね・・・」
お茶菓子が手から零れ落ちた。これってもしかしてプロポーズ?でも本人にそういう意識があるのかというところは微妙だ。
「そうしたら、あなたとずっと一緒にいられるのに」
私も本当にそうなったらいいなと思う。こんな風に穏やかな時間がいつまでも続いたらいいと。
「そうだね!」
卒業するまでは確実に一緒。でもその後のことなんて分からないから。
だから彼が私と同じ願いを持っているのが、こんなにも安心して、嬉しいんだ・・・。
本が好きな彼。いつも彼が本を読んでいる傍ら、勉強してる私。最初は彼と同じように本を読んでたんだけど、だんだん眠くなっちゃって、ついつい寝てしまうことが何回も続いて、時間が勿体無いから勉強してみることしにした。その方が眠らずに済むし、帰ってからダイエットのことに集中できるからね。
「何か食べますか?ヒトミさん」
「うん、そうだね。食べたいな」
「待って下さい。確かこのあたりにお茶菓子が・・・」
「あ、私が取るからいいよっ」
毎日のように通ってる彼の家。もう何がどこにあるのかも分かってる。時々、妙なところに妙な物があったりするけど。
「何だか新婚みたいですね、僕達」
本当に何の意図もなくそんなことをサラリと言う彼が憎い。こっちばっかり焦っちゃう。
彼も自分の言ったことの意味を理解したのか、少し赤くなってるみたいだ。
「あ・・・すみません、変なこと言って・・・!」
「ううん、気にしなくていいよっ!」
私は落ち着こうと意識しつつ、お茶菓子を手に取る。少しでもこの心臓をどうにかしたい。誰かに聞こえてしまうのではないかと思うくらい早いから。
「でも・・・そうなれたらいいですね・・・」
お茶菓子が手から零れ落ちた。これってもしかしてプロポーズ?でも本人にそういう意識があるのかというところは微妙だ。
「そうしたら、あなたとずっと一緒にいられるのに」
私も本当にそうなったらいいなと思う。こんな風に穏やかな時間がいつまでも続いたらいいと。
「そうだね!」
卒業するまでは確実に一緒。でもその後のことなんて分からないから。
だから彼が私と同じ願いを持っているのが、こんなにも安心して、嬉しいんだ・・・。
「どう?ヒトミちゃん、勉強の進み具合は」
「あ、順調ですよ。綾人さんと一緒の大学に進学する為、頑張りますからね!」
いつも笑顔でいてくれる彼女。本当は勉強だって僕が見てあげたいけど、今は入院中。見舞いに来てくれても、寝ていることもあるし、起き上がれないこともしばしばある。そのことが残念でならない。健康な体であれば、勉強だって教えてあげられるのに・・・。
「もしかしたら、単位足りなくなって、ヒトミちゃんと同じ学年になっちゃうかもね」
「私としては嬉しいけど・・・なんか複雑です。それって綾人さんの体調が悪い期間がそれだけ長いってことじゃないですか。私、そんなのは嫌です」
こうやって僕の体調に気遣ってくれるのは嬉しい。嬉しくて、申し訳ない。彼女の憂いの元は自分なのだから。
少しの罪悪感と独占欲が、僕の体の中に渦巻いて、妙な心地がする。悪いと思ってるのに、やっぱり手放せない。手放す気なんてさらさらない。
「じゃあ、君の為にちゃんと進級して、先輩にならなくちゃね」
「はい!そしたら、勉強、教えて下さいね!」
「うん、今教えられない分もね」
こんな近い未来の約束すら叶えられないかもしれないこの身。それでも彼女との未来を夢見てしまうのだ。悲しいほどに、切望する。彼女との約束をどうか叶えられますようにと。
そしてこれからも一緒にいられますように・・・。
「あ、順調ですよ。綾人さんと一緒の大学に進学する為、頑張りますからね!」
いつも笑顔でいてくれる彼女。本当は勉強だって僕が見てあげたいけど、今は入院中。見舞いに来てくれても、寝ていることもあるし、起き上がれないこともしばしばある。そのことが残念でならない。健康な体であれば、勉強だって教えてあげられるのに・・・。
「もしかしたら、単位足りなくなって、ヒトミちゃんと同じ学年になっちゃうかもね」
「私としては嬉しいけど・・・なんか複雑です。それって綾人さんの体調が悪い期間がそれだけ長いってことじゃないですか。私、そんなのは嫌です」
こうやって僕の体調に気遣ってくれるのは嬉しい。嬉しくて、申し訳ない。彼女の憂いの元は自分なのだから。
少しの罪悪感と独占欲が、僕の体の中に渦巻いて、妙な心地がする。悪いと思ってるのに、やっぱり手放せない。手放す気なんてさらさらない。
「じゃあ、君の為にちゃんと進級して、先輩にならなくちゃね」
「はい!そしたら、勉強、教えて下さいね!」
「うん、今教えられない分もね」
こんな近い未来の約束すら叶えられないかもしれないこの身。それでも彼女との未来を夢見てしまうのだ。悲しいほどに、切望する。彼女との約束をどうか叶えられますようにと。
そしてこれからも一緒にいられますように・・・。
いつも通りの休日。俺の部屋でいつも勉強してる彼女。俺はその傍らで、ケーキを作ったり、一緒に勉強したりする。時々、外にも出かけるが。
「ヒトミ、ケーキ焼いたけど、食うか?」
未だにファーストネームで呼ぶときは緊張する。慣れないものだ。
「うん、ありがとう。た・・・剣之助」
彼女も未だに呼び慣れていない。お互い様だから気にはしない。
「美味しそうだね、このケーキ」
「チョコは集中するのにいいらしいから・・・」
実のところ、カロリーのことを考える方が面倒だ。彼女は自分の体型を未だに気にしているので、高カロリーのものはあまり食べない。時々誘惑に負けそうになってるけど。
「いつもありがとう。こんな美味しいケーキ食べたら、勉強も頑張れるよ」
そう言ってもらえるのは嬉しい。だけど、何だか照れくさいから、少し視線を逸らす。先ほどまでヒトミが解いていた問題があった。これは最近習ったやつだ。
「それ」
「へ?」
「答え間違ってないッスか?」
「嘘?!」
驚いて見直す彼女。少し使った公式が間違ってる。
「本当だ・・・情けない。受験生なのに・・・」
「俺は最近習ったばっかだから、あんま気にすんなよ」
「うん・・・剣之助は本当に頼りになるねっ」
ああ、もうそんなこと笑顔で言うなってば!!
顔が赤くなるのは自分でも分かる。それを見て彼女はまた、フフっと笑みを零す。
こういうところは年の差を感じる。やっぱり、この人は年上なんだと。
少し悔しくなったので、俺は彼女にそっと口付ける。
「ヒトミ、ケーキ焼いたけど、食うか?」
未だにファーストネームで呼ぶときは緊張する。慣れないものだ。
「うん、ありがとう。た・・・剣之助」
彼女も未だに呼び慣れていない。お互い様だから気にはしない。
「美味しそうだね、このケーキ」
「チョコは集中するのにいいらしいから・・・」
実のところ、カロリーのことを考える方が面倒だ。彼女は自分の体型を未だに気にしているので、高カロリーのものはあまり食べない。時々誘惑に負けそうになってるけど。
「いつもありがとう。こんな美味しいケーキ食べたら、勉強も頑張れるよ」
そう言ってもらえるのは嬉しい。だけど、何だか照れくさいから、少し視線を逸らす。先ほどまでヒトミが解いていた問題があった。これは最近習ったやつだ。
「それ」
「へ?」
「答え間違ってないッスか?」
「嘘?!」
驚いて見直す彼女。少し使った公式が間違ってる。
「本当だ・・・情けない。受験生なのに・・・」
「俺は最近習ったばっかだから、あんま気にすんなよ」
「うん・・・剣之助は本当に頼りになるねっ」
ああ、もうそんなこと笑顔で言うなってば!!
顔が赤くなるのは自分でも分かる。それを見て彼女はまた、フフっと笑みを零す。
こういうところは年の差を感じる。やっぱり、この人は年上なんだと。
少し悔しくなったので、俺は彼女にそっと口付ける。
「ちょっと剣之介!ヒトミちゃんと何話してんのさ!!」
「何って・・・数学教えてただけだろ」
「そうだよ、颯大クン。橘君って数学得意だって言ってたから・・・」
「僕だって数学得意だよ!」
悔しい。僕に頼ってくれたらいいのに!!
「そんなムキにならなくたっていいだろ。じゃあ、先輩、俺部活あるんで」
「うん、ありがとう。橘君」
そんな笑顔で言わなくたっていいじゃないか。僕だけのヒトミちゃんなのにさ。
「颯大クン・・・怒ってる?」
「べっつにぃー」
こんな態度が余計子どもっぽく見せるんだろうけど。だからって、同じ学年の剣之介に聞いて、僕には聞かないなんて子ども扱いもいいところだよ、もう!!
「颯大クン、機嫌直して、ね?」
「・・・」
「今度颯大クンの好きなおかず作ってあげるからっ」
そんなので機嫌なんか直すもんか。子どもみたいじゃないか。
「じゃあ、今日は一緒に遅くまでいよう?お菓子食べたり、喋ったりして・・・ね?」
「・・・いいの?」
「うん。明日はお休みだし、いいよ」
「やったぁ!」
こんなので機嫌直っちゃう僕ってやっぱり子ども?でも、ヒトミちゃんが傍にいてくれることが何よりの幸せなんだから、仕方ないよね?
だって大好きなんだもん。
「何って・・・数学教えてただけだろ」
「そうだよ、颯大クン。橘君って数学得意だって言ってたから・・・」
「僕だって数学得意だよ!」
悔しい。僕に頼ってくれたらいいのに!!
「そんなムキにならなくたっていいだろ。じゃあ、先輩、俺部活あるんで」
「うん、ありがとう。橘君」
そんな笑顔で言わなくたっていいじゃないか。僕だけのヒトミちゃんなのにさ。
「颯大クン・・・怒ってる?」
「べっつにぃー」
こんな態度が余計子どもっぽく見せるんだろうけど。だからって、同じ学年の剣之介に聞いて、僕には聞かないなんて子ども扱いもいいところだよ、もう!!
「颯大クン、機嫌直して、ね?」
「・・・」
「今度颯大クンの好きなおかず作ってあげるからっ」
そんなので機嫌なんか直すもんか。子どもみたいじゃないか。
「じゃあ、今日は一緒に遅くまでいよう?お菓子食べたり、喋ったりして・・・ね?」
「・・・いいの?」
「うん。明日はお休みだし、いいよ」
「やったぁ!」
こんなので機嫌直っちゃう僕ってやっぱり子ども?でも、ヒトミちゃんが傍にいてくれることが何よりの幸せなんだから、仕方ないよね?
だって大好きなんだもん。