2007/07/31 (Tue) devotion story.7

終焉は訪れる。それがどんな形であっても・・・。

「王都に攻め入るのか？本当に」
「ああ・・・」
　このブリザード王国で唯一ジャンダルムに敬語を使わずに話す男の名はウィズダム。ジャンダルムの兄と乳兄弟である。彼の本当の主はもういないが、彼はいたって前向きな男で、今はジャンダルムの護衛をしている。
　ジャンダルムはこの男が私的な理由で嫌いだったが、腕は立つので、突き放すことはなかった。
「いいのか？婚約者殿がいるんだぜ？」
　意地悪く笑っているこの男に苛立ちを覚えるが、それを言っても仕方が無いので言わないでいる。昔からこの男に口で勝った例がない。
「一気に攻め入りたい・・・王都から出られる前に」
「だから裏切りを誘発するってか？つくづくやることが徹底してるね、お前は」
「戦争を早く終わらせるためだ」
　戦争を終わらせる。それがジャンダルムの願いだ。これを達成せずして、前に進むことなどありはしない。
「じゃあとうとうお前も出るのか？戦場に」
「・・・ああ」
「せいぜい病気をしないようにな、ジャンダルム」
「うるさい、ウィズ」
　とにかくジャンダルムにとって苛立ちの根源であるこの護衛を早く自分から離したかった。これから戦場に出れば嫌でも長時間傍にいなければならない。それならば、今ぐらいゆっくり一人でいてもいいはずだ。
「じゃあ俺は退室しますよ、ジャンダルム様」
「思ってもないことを・・・」
　ウィズダムは能天気な男だ。そこが苛立たしくもあるし、また羨ましくもある。しかし、その男の私生活はどうなっているのかは甚だ疑問なところもある。不在であることが多い為だ。護衛という立場がありながら、一週間ぐらいいなかったりすることがしょっちゅうだし、何をしていたかすら言わない。
　それでも彼を傍に置いておく理由は、兄との共通する思い出があるからだろうか・・・。
　そんなことを考えていて、ふと気が付く。まだ自分が人間らしい感情を出せていたことに。
　何だかんだ言っても、ジャンダルムにとって、ウィズダムは心を開ける者なのだ。

　それでも全てを明かせるわけではない、お互いに・・・。

2007/07/30 (Mon) 今日は大変妙でした。

普通に大学説明が高校であったので、行ってみました。そしたらあら不思議、私以外の人が来ないではありませんか。何故ですか、悪い学科では決してないはずです。私自身第一志望ではないのでたじたじしてしまいました。ただでさえ人見知りの激しい私が一対一で大学説明。貴重すぎる体験でした。質問もいっぱい考えてしました。言わなきゃ悪い気がしてならなかったので、そんなに聞きたいことはなかったんですが、聞きました。常識的なことも聞きました。もしかしたら大学の方にアホな子だと思われたかもしれません。確かにアホですけど。
今週のジャンプはDグレが休みなので物足りない感じです。「ぬらりひょん」は思いの外楽しかった、というより絵が綺麗でした。リボーンは次が楽しみです、とうとうフゥ太とビアンキの登場です。横顔しか分からなかったから、なんとも言えませんが、フゥ太も立派な子に育ったみたいです。
あぁ、今月は明日で終わりですね・・・暑さがこれ以上悪化しなければいいんですけど・・・。

2007/07/27 (Fri) ゲド戦記。

見た感想なのでネタバレ嫌な方はバックプリーズ。
見たい方のみドラッグして見て下さい。

アレンって・・・父親殺しだったんですね・・・。これハッピーエンドになるのかな、と思ってましたが、微妙なところですね。ジブリシリーズの毎回のお約束なことですが、その後どうなったかを濁してますよね。これから先は創作するか、原作を読めってことなんですかね？
テルーが今回のヒーローだったのではないかと思います。彼女がまさかの・・・ですからね。ていうか、アレンより全然男気があります。アレンは今までのジブリ史上稀に見るうじうじくんですからね。私は自虐的なキャラは好きなので、アレンとか全然OKですが、母には不評でした。やっぱり意志の強いキャラのほうが見ててすっきりするのも確かですけど。そしてゲドことハイタカ・・・最後ほとんど活躍しないなぁ・・・テルーがやっぱりヒーローで、アレンがヒロインだ(笑)　後日談的な妄想はしたので、いつかサイト内でアップできたらいいです。捏造しまくりなやつ。

それにしても・・・今日久々にナルトのアニメを見たんですが・・・サソリの声って櫻井さんではありませんか！！ちょっとサソリが相当好きになってしまったんですけど！！(笑)
そして小心者の私は怖いホラー系のテレビを自分から見ようと言ったくせに、怖いシーンの時は下を向いているという矛盾を起こしました・・・急に出てくるやつに弱いんですよ～(泣)

下のやつは今日起こった姉弟間のしょうもない出来事なので、見たい方だけ見て下さい。

2007/07/25 (Wed) TOSが！！

なんか、ED後の話が出るらしいですよ、Wiiで！！
ちょっと、Wii持ってませんよ、私！！どうしてWiiなんですか！！運動神経も悪い私にはWiiなんて到底無理なゲームだし、無縁のものだと思ってたのに！！ロイコレ要素が多かったら、無理してでも買うかもしれません、子どもネタとか有ったらもう・・・vV
しかし、あのゲームは好感度によって最後ついてきてくれるキャラも違うから、あんまりそういう要素を入れるとゲーマーさん達の夢が壊れるかもしれませんね。ロイしいとかロイプレとか好きな人もたくさんいますし・・・。絵を見て判断する限り、誰かの子どもとは断定できません。もしかしたら、全く別人の方々なのかもしれません。世界を変えるべく旅する少年少女とか。内容については全く詳細が記されていなかったので、妄想で語ることしかできませんが、とにかく内容を楽しみにしてますvV
余談ですが、TODもなんか特別なの出るらしいですね。リオンファンには必見・・・とか書いてありました。私が見たパッケージではスタンとリオンのツーショットでしたvV
未プレイのくせに、CP傾向はばっちりですよvV

2007/07/24 (Tue) devotion story.6

　あの頃は幸せだった。
　婚約者だと言われて育った男の子と一緒に話して、遊んで・・・平和に過ごせてた。それなのに、戦争がそれを壊した。
　どうしてこんなことになったんだろう。
　私は彼に恋をしている。敵である彼に一生に一度の恋をしているなんて、馬鹿みたいだと自分でも思うけど、この気持ちを止めることなんて出来ない。彼以外の男性に恋をする気なんてない。
「ねえ・・・ジャン・・・」
　話し掛けても、もう届くはずはない。彼は私と争う道を選んだのだから。私のことを『好きだ』と言ってくれた彼はもういないのだから。
「私は今でも、あなたのことを愛してる・・・」
　綺麗なあなた。優しいあなた。その全てに惹かれている。どんなことがあったってこの気持ちが変わることはない。
　でも、降伏するわけにもいかない。この土地を守る義務はあるから。死んだ弟の分も、全部。
『幸せになってね・・・』
　それが弟の最後の言葉。
　私の幸せはジャンのもとにしかないのに、結ばれることはもうない。これは聞けない願い。
　それでも、この願いを叶えたいと思う私は、なんて罪深いんだろう・・・。